今回はアイルランドを離れて、アメリカの中西部、シカゴでケルトの末裔に出合ったTaroさんのお話です。
今回はアイルランドを離れて、アメリカの中西部、シカゴでケルトの末裔に出合ったTaroさんのお話です。
ケルティック・フェスティバル in シカゴ
[by Taro, 2006年10月]
アメリカのシカゴは、ピザやブルース、アル・カポネや高層建築で有名ですが、アイルランド系の人々が多い町でもあります。セント・パトリックス・デーには川を緑にしてしまうというのはご存知かも知れません。そのシカゴで今年の9月にケルティック・フェスティバルというイベントに遭遇しました。
摩天楼に囲まれミシガン湖に面したグラント・パーク (Grant Park) で、9月16、17日の週末の2日間に渡ってフェスティバルは行われました。今年で10回目ということで、緑のTシャツを着た人などで賑わう大きなイベントでした。
大きなパーク内には多くのテントがあり、ケルトなアクセサリー、服、絵、CDなどを売る店や、イーリアンパイプやハープを演奏するテント、ダンスや音楽など様々なパフォーマンスを披露するテントがあり、どこも盛況でした。
The Next Generation Tent |
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Uilleann Pipe Tionól |
Harp Tent |
Celtic Voice Tent |
シカゴのアイリッシュパブやサンドイッチ・ショップもお店を出していましたが、ここではアメリカにも関らず「フィッシュ&チップス」にはフライドポテトが付いていました。また、ケイリー・ダンス・テントでは無料でダンスレッスンが受けられるようになっていました。
Céilí Dance Tent |
ケルトといったら、スコットランド、ウェールズ、イングランドのコーンウォールなども忘れてはいけません。スコットランドのハイランド・ゲームスも行われていました。
Scottish Heavy Athletics Competition |
Welsh and Cornish tents |
Bagpipe Circle |
ミシガン湖をバックにケルティック・コンサートもやっていました。
Celtic Crossroads Stage |
でも、やっぱり一番の人気はダンスステージ。様々なグループがジグやリールなどにあわせてアイリッシュダンスを披露していました。 アイリッシュ・ダンス・カンパニー「トリニティ」 が出来たシカゴだけあってダンサーの層が厚い。
出番を待つ女の子達 |
グラント・パークを出ると、突然、高層ビルが目の前に現れ、シカゴの町に居たことを思い出しなんとも不思議な感覚を味わいました。パーク内だけすっぽりアイルランドになったような感じでした。
[追記]
2017年現在、シカゴ郊外のGaelick Parkで Irish Fest が毎年5月のメモリアル・デーの週末に行われています。
City of Chicago : www.cityofchicago.org
Choose Chicago : www.choosechicago.com
Chicago Park District : www.chicagoparkdistrict.com
INJ – アメリカの中のアイルランド
INJ – トリニティー・アイリッシュ・ダンス・カンパニー
INJ – みんながグリーンになる日