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2017.05.08article
アイリッシュコーヒー – レシピと歴史 –
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寒い冬の日のアイリッシュコーヒーに勝るものはありませんが、このアイリッシュコーヒーの歴史を知っていますか。セナンさんがこの有名な飲み物のおもしろい歴史とレシピを教えてくれました。

寒い冬の日のアイリッシュコーヒーに勝るものはありませんが、このアイリッシュコーヒーの歴史を知っていますか。セナンさんがこの有名な飲み物のおもしろい歴史とレシピを教えてくれました。

アイリッシュコーヒー、 – レシピと歴史 –

 

歴史
世界で楽しまれている多くのアイルランドからの品々の中で、伝統的なアイリッシュコーヒーほどユニークで心温まるものはないでしょう。アイリッシュコーヒーは、多くのアイリッシュ・ドリンクと同じように、冷たくてさわやかなアイルランドの水から生れました。1930年代から40年代にかけて、アイルランドの南西部の港町、フォインズ (Foynes) はアメリカ合衆国とヨーロッパの間の広大な大西洋を、18時間に及ぶ旅客用の飛行艇による、がたがた揺れ、寒い長旅の、乗り換え地でした。1942年のある日、乗客が長旅と、飛行艇からターミナル・レストランまでのボートに乗った後、しばしば体が冷え、疲れきっているのに気付いた、ブレンダン・オリーガンが率いるスタッフとシェフのジョー・シェリダンは、心を温め、元気を出させるアイリッシュらしい手を加えたドリンクを考え出しました。ある話では、一人の乗客が尋ねたそうです。「これはブラジルのコーヒーですか。」 ジョー・シェリダンは答えて、「いいえ、アイルランドのコーヒーです。」 かくしてアイリッシュ・コーヒーが生れました。そのユニークな味は世界に広まり、特にアメリカで広まりました。

1952年ジョー・シェリダンはサンフランシスコのブエナ・ヴィスタ・カフェに訪れて最初のアイリッシュコーヒーをアメリカに紹介しました。今ではブエナ・ヴィスタ・カフェのアイリッシュコーヒーは世界的に有名になり、毎日この地上でどこよりもアイリッシュコーヒーを売る場所になりました。ジョー・シェリダンを称えて、現在アイルランド南西部への玄関となった、シャノン国際空港にあるジョー・シェリダン・カフェには記念プレートがあります。毎年夏にはフォインズの人たちは、「アイリッシュ・コーヒー・フェスティバル」 として、パレードや、お祭り、トラディショナル・アイリッシュ・ミュージックや「ワールド・アイリッシュコーヒー・チャンピオンシップ」 を楽しみます。フレンドリーでなおかつ真剣勝負であるこのコンテストでは、「ワールド・アイリッシュコーヒー・メイキング・チャンピオン」 のタイトルをかけて世界中のあちこちからウエイター、ウェイトレス、バーテンダーが参加します。世界中のアイリッシュコーヒーを愛する人たちへ、アイリッシュコーヒーが笑顔を運び、心を温めてくれることを祈って、Slainte [スロンチャ] -アイルランド語で「乾杯」。

 
レシピ

材料

 
  • コーヒー
  • ブラウンシュガー :
    ティースプーン2杯
  • ホイップクリーム
  • アイリッシュウイスキー :
    大さじ2杯または3杯

以下のレシピは大部分を私の母、アナのレシピにもとづいています。母はよくアイルランドの私達の家で海外からの友人をアイリッシュコーヒーで迎えます。そしてその友人達は決まってまた戻ってきます。

  1. まづはグラスですが、熱いお湯を入れることの出来るグラスがあると理想的です。これをお湯でゆすぎます。これはクラスを温め、熱いコーヒーを入れてもグラスが割れないようにするためです。
  2. インスタントコーヒーをティースプーン1杯グラスに入れます。コーヒーの量は濃いか薄いか飲む人によって違いますが、普段1杯にしています。
  3. 砂糖をティースプーン2杯を入れます。ブラウンシュガーが色や香が良いのでベストですが、普通の砂糖でも大丈夫です。
  4. アイリッシュウイスキー (Jameson、Paddy、Powers Gold Label、Bushmills、など) を大さじ2、3杯入れます。好みによりますが普通2、3杯が適当です。
  5. 75%ほどまでお湯を注ぎます。お湯を注ぎながらスプーンでかき回して下さい。
  6. ホイップクリームをコーヒーの上にゆっくり乗せます。スプーンを使ってコーヒーの上に浮かぶように入れます。クリームが新鮮なほど良いです。クリームはかき回して混ぜないで下さいアイリッシュコーヒーのユニークな味は新鮮なクリームの上からコーヒーを少しずつ飲むのがベストです。
  7. 1、2分、グラスが冷めるのを待ちます。手を火傷しないで楽しめるようにペーパーナプキンをグラスにきれいに添えます。
  8. 自家製のアイリッシュコーヒーの味を楽しんでください。

By セナン・フォックス
[ 2005年2月]

FOYNES IRISH COFFEE CENTRE: www.flyingboatmuseum.com/irish-coffee-center/
The Buena Vista Cafe: www.thebuenavista.com
Shannon International Airport: www.shannonairport.com

INJ Link INJ-サンフランシスコで飲むアイリッシュコーヒー

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